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あなたの人間ドック体験記発表! ご覧いただく皆様へ 人間ドックは、病気の早期発見はもちろん、生活習慣を改善するきっかけにもなります。今回、「人間ドック」をテーマに、ご自身やご家族に関する貴重な体験記をご投稿いただきました。いただいた体験記は、「当たり前のことの大切さ」を教えてくれる大変心温まる内容ばかりでした。自分の身体は自分で守る! ご覧いただいた皆様にも、ご自身やご家族の健康について、見つめ直していただく機会となれば幸いです。※投稿いただいた体験記は、ご本人様に承諾をいただいた上で、公開させていただいております。
俺は野菜は食べない。魚はいらない。 投稿者:O様 女性(31歳)

私のおじは、いつもそう言って食卓に出てくる嫌いなものは一切口にしなかった。大好きな肉や揚げ物はいくらでも食べる。私は、小さいときから好き嫌いはしないで、出されたものは全部食べなさいと母に教わってきた。そのため、おじの偏食は行儀が悪いなあと思うと同時に、いつか病気になってしまうんじゃないかとも思ってきた。そんな私の不安は今年になって現実のものとなった。

ある日、いつもは明るいおじが、口数少なく落ち込んでいた。そっと、おばに聞いてみると、毎年受けていた人間ドックの結果が今日来たとのことだった。おばが聞いたところによると、「精密検査が必要です。脂肪肝もすすんでいます。このままだと透析になりますよ。」と医師に言われたらしい。

おじはかなりショックを受けた様子だった。病院へ行って検査を受けてきたらとおばは言ったらしいが、なかなか思い腰があがらない様子だった。そしておばの説得の末、ようやく病院へ行くことができた。かなり偏った食生活を送ってきた私のおじに変化が起きたのはそれからだった。

あれだけ大好きだった肉や揚げ物をほとんど食べず、野菜や魚を中心に食事をしている。栄養指導があったとのことだった。
実のところ、毎年おじは人間ドックの結果で指摘を受けていた。しかし、今回のように医師にはっきり言われたのは初めてだという。
また、おじの兄弟が透析を受けており、どのような状況になるか想像できたこともおじの変化の一因になったように思う。
いずれにせよ、あれだけ頑固に肉食だったおじが、食生活を見直したことは驚きだった。もしかしたら、毎年気にはしていたのかもしれない。やはり一年に一回、自分の身体と生活に向き合う機会となる人間ドックは大切だと実感させられた。

受けて安心人間ドック 投稿者: M様 女性(50歳)

主人に胆嚢結石があるのが見つかったのは、人間ドックのおかげです。

無事摘出手術を受け、元気にしています。二十年前に娘が生まれたとき、家族が三人になった責任感から、主人に「人間ドックを受けてください」といいました。今まで受けたことがなかったのですが、渋々受けてくれました。その結果胆嚢結石が見つかりました。高校時代に救急車で運ばれたものの原因不明で退院でした。その後もたびたび腹痛があったにもかかわらず、原因はわからなかったようです。「2ミリ大多数」と書類には書いてあり、エコーの係りの方が何度も何度も胆嚢のところを器具を上下させたそうです。その方がチーフの方を探しに言って2人で相談をされていたそうです。人間ドックを受けることによって、会社の健康診断だけではわからなかった腹痛の原因が明らかになって安心しました。

その後経過観察となり、それから13年後産業医の先生の「この夏休みに切りましょう」のひと言で手術が決まり、決心して胆嚢を取り出しました。百個あまりの石があり、びっくりしました。関連医の先生のご紹介で入院して腹腔鏡手術で手術しました。入院は4日間で済み、経過も順調でした。手術後は胆石の発作もなく元気にしています。

今年は2人で人間ドックに行きました。私も40歳からは毎年友人と受けていましたが、夫婦2人で受けている方もいらっしゃいます。一年に一日ぐらいは、お互いに健康について考える日があってもいいと思い、何度も主人を誘いました。「一年に二回もバリウムを飲むのはごめんだ」と言っては断られてばかりでした。主人の健康診断の結果はファイルしてとってあります。しかし、自分の都合の悪いことは言わないのではないか?と以前から思っていて、2人で受診したいなぁと思っていました。今回2人で受診してみて、包み隠さずお医者様からぞれぞれへのお話をうかがう事が出来て、とても安心しました。

これからの人生をゆっくり考えることが出来、いい時間を持つことが出来ました。来年も2人そろって人間ドックを受けたいです。

受診結果の活用 投稿者: N様 女性(48歳)

私の勤務している会社では、40歳から人間ドックの受診費用の助成があるので、年に1回、職場の健康診断に加え人間ドックを受診している。そこでは、職場の健康診断よりもじっくり時間をかけ、見逃されがちな項目も細かな検査を行い、また同じ機関を利用すれば、継続的に観察してもらえる安心感がある。ただし、私は年齢的に若い層に入るので、これまで幸いなことに「異常なし」という結果が多かった。習慣のように毎年受診していたが、45歳頃、私にとって大きな出来事があった。

私の行った人間ドックでは、主な検査は午前中に済ませ、午後に医師から結果の概要の説明を聞く流れになっている。医師から「腹部のエコーで、○○疑いの所見があった。紹介状を発行するから、できるだけ早く内科を受診するよう」強く勧められた。このようなことは初めてで、医師から詳しい説明を聞く余裕がなかった。○○とは、どんな病気なのか、どれくらい急ぐのか、狐につままれたような気持であったが、医師の態度に有無を言わせない強さを感じたので、翌日急遽休暇を取って受診した。翌朝近くの内科で再度丁寧にエコーの検査を受けて見てもらったが、内科医によると「がん」とは断定できず、現段階では経過観察でよい。1年後に再度受診し、エコーの検査をするよう」言われた。○○という病気が「がんの疑い」の可能性があるとは、思いもよらなかった。人間ドックの医師が、私の気持ちを察してか、「がん」という言葉は用いず、「できるだけ早く」という表現を使ってくださったことに感謝した。

もし、「がん」という言葉を聞いていたら、かえって不安になり、受診を先延ばしにしていたかもしれない。そして、悪い方に考えると、受診が遅ければ遅いほど、その時点で打つ手は限定されていたかもしれない。その後、内科で画像に変化がないかどうか、毎年フォローしてもらっている。今思えば、あのとき、人間ドックの医師の紹介状と強い勧めがあったからだと感謝している。

人間ドックは、異常の手掛かりの発見と普段の生活習慣の見直しのきっかけで、それを活かすかどうかは、受診した本人に任されていると強く感じた。

中性脂肪が低すぎて生活改善 投稿者: K様 女性(35歳)

昔から疲れやすく、痩せにくい体質が悩みでした。
友達と遊び行っても自分だけが翌日まで疲れを引きずる。兄弟と同じものを食べていても自分だけ太る、など。でも、きっと持って生まれた体質だから仕方ないと諦めていました。

しかし、人間ドックの診断結果が元で、この悩みが大幅に改善される事となりました。中性脂肪の値です。C判定が出ました。太り気味なので標準値を上回ってしまったのかと思いましたが、よく見るとなんと標準値の下限よりも下。かなり低い数値のようでした。

最初は、中性脂肪は悪者のイメージが強かったため「低ければ低いほどいいはず」と大して気に留めていなかったのですが、だんだんと「標準値の下限が設定されているという事は、低すぎてもよくないということかな」と思い始め、内科のお医者さんに相談したところ、「中性脂肪が足りないというのは、つまり脂肪中に存在する脂溶性ビタミンが不足しているという事。そうすると疲れやすく太りやすい体質になる」とのことでした。私は、あまりに自分の悩みに沿っているためびっくりするのと同時に、長年の悩みにはっきりと理由が見つかったため、妙にほっとしました。

理由が分かれば、改善策を探して対応できます。お医者さんに聞いたところ、「脂肪の多い物を食べればすぐに中性脂肪の値はあがるだろう。だが、それだと当然太る。太らずに中性脂肪の値を上げるには、果物をたくさん食べて運動するのが一番」とのことでした。さっそく、毎朝果物を食べ、一駅分歩くようにしました。そして、果物と運動を習慣づけてから約半年後の人間ドック。中性脂肪の値は標準値の下限を少し上回るまでに上がったという結果が出ました。正直、もっと劇的に数値が改善される事を期待していましたので少しがっかりしてしまいまたが、改善策の方向性が間違っていないことが分かりました。

気づけば、以前ほど疲れが残りにくくなっています。少し疲れていても、がんばりがきくようになってきました。(ただ、太りやすい体質までは今のところ変わってくれていませんが(笑))これからも果物と運動の習慣を続けて更に数値を上げ、体質を改善していきたいと思っています。太りやすい体質までも変える事が最終目標です。

人間ドック体験記 投稿者: M様 女性(35歳)

「人間ドック」と初めて聞いたときには、どのようなものか想像もつきませんでした。また、受けた経験のある人生の先輩から話を聞くと、胃カメラが苦しいとかバリウムがまずいとか、あまりいい話を聞いたことがありませんでした。そのため、20代のころは、受診しようと思ったこともありませんでした。そんな私が受診してみようと思ったのは、2つのきっかけがありました。

1つは、身近な30代の方が、人間ドック受診をきっかけに大病に気づくことができたという経験を聞いたこと。もう1つは、勤務先の福利厚生制度の説明資料を読んでいたら、人間ドックを安く受診できることが分かったこと。人間ドックがどんなものか、体験してみたいという気持ちも後押しして、受診することにしました。

人間ドックは、健康診断の項目を増やして、もっと詳しく体の状況をみることのできるものです。私がはじめて人間ドックを受けたときは、何もかも目新しくて、正直言って楽しくなってしまいました。中でも、こわいと思っていた胃カメラが一番おもしろかった気がします。というのは、撮影のときに使用する台の上で、胃の中をいろいろな角度で撮影するために姿勢を変えるのですが、それがことのほかおもしろくて、「これで胃の中が見えるなんてすごい!」と素直に感心してしまったからです。技師の指示に従って姿勢をいろいろな角度に変えながら、胃カメラがいやだと思っていたのがうそのように、楽しんでしまいました。それに、まずいと聞いていたバリウムは進化してヨーグルト味になっていておいしくなっていました。発泡剤が入っているのでげっぷをしないように、という指示を守るのが少し大変でしたが、それも自分の体をコントロールするという意味ではおもしろい体験でした。

人間ドックの受診結果は、1週間後くらいに郵送されてきました。結果を見るための説明用の資料も同封されていたので、自分の体がどのような傾向にあるのかわかって、勉強になりました。気になる数値がある場合は、再検査の案内があるようです。

初めて受診してみてからは、人間ドックがこわくなくなったので、定期的に受診しています。何も問題がなければ、それで安心することができます。今年になって娘を出産し、この子を守るためには自分も健康でなければならないという思いを新たにしました。今後も定期的に受診して、自分の体のメンテナンスに役立てていこうと思っています。

早期発見 投稿者: N様 女性(45歳)

30歳を過ぎた頃、ちょうど職場で人間ドックの受付の仕事の担当になり、人間ドックが、急に身近なものになりました。

人に説明する必要も感じて、最初は、勉強がてら受検しました。検査項目も多いし、本音はめんどくさいなと思うこともあったのですが、同じ頃に、研修で、乳がん、子宮がんの早期発見、早期治療で命を取り留めたことを学んだせいもあって、続けることにしました。その後、定期的に、2年に1度受検していたのですが、40歳を過ぎてすぐに、腫瘍マーカーでひっかかりました。

腫瘍マーカーは、癌発見に有効です。ひょっとしてと、全身の力が抜けるような気持ちになりましたが、再検査の日、医師の説明を聞くと、とりあえず数値的には癌ではないらしいので、ほっとしました。ただ、いつもと数値がちょっと違うとのこと。身体のどこかで炎症がある可能性が高いとのこと。定期的に、健康な頃から受検していたおかげで、健康時のデータが何回分もたまっていたため、異常がすぐにわかったのです。腫瘍マーカーより、婦人科系に異常があるということで、検査を受けたところ、自覚症状はまだなく、大きさも外からわからないほどでしたが、子宮筋腫が見つかりました。腫瘍マーカーの値だけで、婦人科系の病気だとか、癌ではないけど、炎症があるとか、わかるんだと、今まで、半分義務感で受検していた人間ドックでしたが、なんだかすごく性能がいいのだなと驚きました。その後、経過観察しつつ、今後のことも考え、内視鏡による筋腫の除去手術を受け、今は後遺症もなく無事に過ごしていますが、自覚症状のなかった筋腫が、腫瘍マーカーの値の変化だけで見つけることができた事実は、自分の中で大きな変化でした。

今回は、子宮筋腫の発見と、命にかかわるものではなかったけれど、これがもし、子宮がんだったら?と思うと身震いしてしまいます。健康な時にこそ、人間ドックを定期的に受検し、健康な時のデータを蓄積しておくことが、小さな異常値を見つける最大の近道だと知りました。今、悪玉コレステロール値が少し高く経過観察中ですが、健康な時も経過観察中も受検することでデータが蓄積され、大切な判断基準になります。

自分の体が本当に大切だと思うのなら、めんどくさいと思ってもいいので、これからも定期的に受検をおすすめするし、わたしはこれからも定期的に受診していくつもりです。

自分のこと 投稿者: Y様 男性(31歳)

まさか自分が「要再検」!?

それは、昨年の人間ドック受診の時のことでした。初めて該当の年齢となりましたが、特に症状もなく、自分は大丈夫だろうという思いから、体に異常がないか検査し、病気を早期に発見するという本来の目的ではなく、病院勤務という職業柄どんなものか経験する目的で受診を申し込みました。 しかし、予想外の結果が届きました。血液検査と尿検査は「要観察」、そして、胃X線バリウム検査は「要再検(胃粘膜に不整あり、胃内視鏡検査を受けてください。)」という散々な結果でした。今まで、これといった持病もなく、大きな怪我もなかったため、この結果は私にとって非常にショックであり、不安なことでした。すぐに胃内視鏡検査の予約手続きをしましたが、検査当日までは、悪い結果が出たらどうしようかという思いが頭から離れませんでした。

緊張しながらも胃内視鏡検査を受診しましたが、結果は「異常なし」。とても安心したのを覚えています。

病院勤務のため、同年代で病気を抱えている方を目にすることもあります。その時は、同情する気持ちになりますし、自分にもあり得ることだと思いますが、時間が経つと何の根拠もないことですが、「自分は大丈夫」となってしまいます。皆さんも身近で病気の方や亡くなられた方に接した時、悲しく、自分も気をつけなくてはと思っても、時間が経つとその思いが薄れていくということが少なからずあるのではないでしょうか。

今回、人間ドック受診により「要再検」の結果を受けて、自分の体の事、生活習慣の事についても振り返る良い機会になりました。人間ドックは病気の早期発見はもちろんですが、自分の体の事、生活習慣のことについても考えられるものです。また、体の調子が悪くなってからではなく、何も症状のない今受診するものだと痛感しました。 今後も年に1回の人間ドックを確実に受診していきます。皆さんもぜひ受診してみてはいかがでしょうか。